私が見た1970年代の日本映画

 

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レビュー

 1974年

 松竹

 

 砂の器

 出演: 丹波哲郎, 加藤剛, 森田健作, 島田陽子, 山口果林

監督: 野村芳太郎

 ある日、国鉄蒲田操車場構内で扼殺死体が発見された。被害者の身許が分らず、捜査は難航した。が、事件を担当した警視庁刑事・今西と西蒲田署刑事・吉村は地道な聞き込みの結果、事件前夜、被害者と酒を飲んでいた若い男の存在に行き当たる。今西と吉村の2人は東北なまりの“カメダ”という言葉を数少ない手掛かりに、男の行方を追う。しかし2人の執念の捜査もなかなか実を結ばず、犯人へと繋がる有力な情報は得られない日々が続いた。いよいよ迷宮入りかと思われたとき、小さな新聞記事がきっかけとなって、捜査は急展開を見せ始めた。
(以上yahoo映画より)
出番が少ない役にいたるまで、有名俳優を使いかなりな力作。TVドラマ版で流れは分かっていますが、和賀英良とその父の生い立ちの設定が大幅に違っていること、そのためにドラマ版のラストは若干膨らんでいることなどです。
さすがに、加藤剛さん。濃いですわ。愛人の島田陽子さん。ちょっと疲れるかなー。昔風なドラマの演技か。
まあでも若い丹波哲郎さんなど、存在感が違うなー。いいです。
エピソード自体はかなりつらい話なので・・。ミステリとしてはもちろん原作の素晴らしさはあるけれどもその雰囲気をおそらく十分映画に移していると思われます。
★★★★

1976年

東宝

犬神家の一族

 

監督;市川昆

出演者 石坂浩二、島田陽子、あおい輝彦、高峰三枝子、三國連太郎

市川昆監督オリジナル版。横溝正史全集を持っている親と見に行きました。TVで最近のリメイク版も見ましたが。やはりオリジナルがいいな〜。金田一のフケをあんなにはっきり映像化しなくてもいいのにな〜。ちょっと怖いミステリーんですが、ここでは旅館の仲居さんの坂口良子さんが和みました。

1978年

 

サード

出演: 永島敏行, 吉田次昭, 森下愛子, 島倉千代子

監督: 東陽一

森下愛子さんの若き日の作品というか、私どもの中では現在も容姿はあまり変わってないような気もするんだけど、

結婚後、女優として復帰されてからはかなり過去の映画と比べてキャラが違う役も多い・・・というかこちらが本来の自身のキャラでナチュラルらしい。

1979年

日活

 

十八歳海へ

出演: 森下愛子, 永島敏行, 小林薫, 下條アトム

監督: 藤田敏八

 1979年

松竹

 

 復讐するは我にあり

監督 今村昌平

出演者 緒形拳、三國連太郎。ミヤコ蝶々、倍賞美津子、小川真由美  

 5人を殺害した犯人の実像と逃走を描く。
これはピカレスクロマンか。詐欺を繰り返し逃走資金を得るために殺人を犯す。その中での浜松の温泉宿の女主人との交流。どうなのか犯人の殺害の動機は明確になったのか、どうももう一つつかめていないような。これは疲れる映画。でも濃い。 
緒形拳さん。若いな〜。この殺人犯そのものの恐怖。そして小川真由美の女主人のやるせなさと自暴自棄な厭世的な気分が、殺人鬼、榎津の気持ちと一致するのか。でも結局は榎津はすべてを壊してしまう。 
榎津の殺人の動機。結局は見る人へ考えをゆだねているのか。
俳優陣が個性的で豪華。昔の映画ということで亡くなられた方も多い。貴重な映像のような気がする。
★★★★★(傑作=個人的には好みじゃないけど)

 1980年

 製作=シネマ・プラセット 

 

 ツィゴイネルワイゼン

 出演: 原田芳雄, 大谷直子, 藤田敏八, 樹木希林
監督: 鈴木清順

 このころ鈴木清順監督作品は初見だったんです。あとは「夢二」を見ていますが。覚えているのは画面がきれいだったこと。ツィゴイネルワイゼンの曲の内容とはあまりつながりがないことかな。

 

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