私が見た西部劇

(ジョンウェインさんを中心に)

いわゆるマカロニ・ウェスタンは入っておりません。

好みではないので。

 

題名

DVD画像

スタッフ&キャスト

レビュー

駅馬車

(1939年)

出演: ジョン・ウェイン, クレア・トレヴァー, アンディ・ディヴァイン, トーマス・ミッチェル

監督: ジョン・フォード

 

あの戦後の西部劇ブームの時にリバイバル上映されました。ウェインさんの出世作です。若い時代で、後年のがっちりしたオジサン体型ではありません。若く、精悍です。駅馬車襲撃シーンでのインディアンが馬車の車輪の下を通りすぎるスタントシーンがすごい。DVDを入手したい。

DVDの写真は疾走していた駅馬車をリンゴキッド(ウェインさん)が止めてのり込むシーンだろうか。

アラスカ魂

(1960年)

出演: ジョン・ウェイン, スチュアート・グレンジャー

監督: ヘンリー・ハサウェイ

西部劇らしい、のっけから殴り合い、ウェインさんらしい。主題歌が良い。(冒頭のタイトルロールでバックに流れるのだが、主題歌でストーリーの導入を語る・・うまい出来)

リオ・ブラボー

(1959年)

出演: ジョン・ウェイン, ディーン・マーチン, リッキー・ネルソン, アンジー・ディッキンソン

監督: ハワード・ホークス

このころには珍しくサラウンドっぽいサウンドで、銃弾の音が大きく驚きました。

サスペンス色が強い、おなじみの決闘シーン。快作。

 黄色いリボン

(1949年)

 

 出演: ヴィクター・マクラグレン, ベン・ジョンソン, ジョン・ウェイン, ジョン・エイガー, ジョアン・ドルー

監督: ジョン・フォード

 リバイバル上映で見たのだろうか。老け役、ちょっとこういう演技派的なものは向いていないか。

詳細はDVD再見後。

 騎兵隊

(1959年)

 

 出演: ジョン・ウェイン, ウィリアム・ホールデン, コンスタンス・タワーズ, アリシア・ギブソン

監督: ジョン・フォード

 こちらは騎兵の行進が映画らしくスペクタクルな映像で印象に残りました。ウェインさんここでも老け役だったかな。

 静かなる男

(1952年)

 

 出演: フランシス・フォード, ウォード・ボンド, ジョン・ウェイン, ヴィクター・マクラグレン, モーリン・オハラ

監督: ジョン・フォード

 

 学校で見に行ったのかなー。西部劇じゃないんだけど、設定が昔ということで、相変わらずここも結局は殴り合い。でも、さわやかないい感じの記憶。

 アラモ

(1960年)

 

デビー・クロケット; ジョン・ウェイン
ジム・ボウイ; リチャード・ウィドマーク
トラビス ;ローレンス・ハーヴェイ ヒューストン; リチャード・ブーン
スミッティ; フランキー・アヴァロン
ボナム; パトリック・ウェイン
フラカ; リンダ・クリスタル
パーソン; ハンク・ウォーデン

スタッフ
監督 ジョン・ウェイン
製作 ジョン・ウェイン
音楽;ディミトリー・ティオムキン

 1960年だそうです。70ミリ映画。バスで15分ほどの近くの映画館で見ました(もちろん今はもうありません)。この時代のこと、相変わらずでずっと立って見ました。
西部劇華やかなりしころです。ジョン・ウェインが私財を投入して制作したという話。結局テキサス独立軍は全滅してしまうわけなんですが、映画上でジョンウェインが死ぬ役と言うのはなかった(らしい)だけにそのシーンはちょっとつらかったですが。

まあその後数年して、西部劇映画が下火となり自分も映画館に出かけることは少なくなってしまったわけですが。
その後のウェインの右傾化した(というか昔からなんだけど知らなかった)言動はがっかりした記憶があります。

子どものころからのヒーローの自分の受ける気持ちの挫折はやっぱり嫌だったな〜。でも今でも映画の中でのウェインさんは大好きです。

★★★

荒野の決闘

(1947年)

出演: ヘンリー・フォンダ, ビクター・マチュア, リンダ・ダーネル, キャシー・ダウンズ, ジョン・アイアランド

監督: ジョン・フォード

リバイバル上映を見ました。映像は貧しかったと思う。
まあ事実上の「OK牧場の決闘」なんだけどね。同名の映画もあるんだけど、こちらも見たんだけど要するに同じ史実を映画化したんですよ。

こちら「荒野の決闘」はあのジョンフォード監督作品。ヘンリーフォンダも好いがやっぱりヴィクター・マチュア(ドク・ホリディ)が良かったと思う。まあ詳細は記憶なしなんですが。こちらもDVDで入手したい。

荒野の七人

(1960年)

出演: ユル・ブリンナー, スティーブ・マックイーン, チャールズ・ブロンソン, ジェームズ・コバーン, ホルスト・ブッツホルフ
監督: ジョン・スタージェス


ご存じ「七人の侍」の西部劇リメイク版。基本的な流れは同じだったような。ストーリーは踏襲していたと思いますが、完全に西部劇化していたような気がします。なんにしても原作には及びません。

真昼の決闘

(1952年)

出演: トーマス・ミッチェル, グレイス・ケリー, ゲイリー・クーパー, ロイド・ブリッジス, ヘンリー・モーガン
監督: フレッド・ジンネマン
西部劇なのですがサスペンス性が高く。ストーリーはリアルタイムで進行しPM12:00におなじみ決闘シーンになる。
抜群の出来。
そしてこの映画では出番は少ないですが、何しろあのグレースケリーが出演しているんです。もうとにかく綺麗で・・。どうもこれがデビュー作らしい。そして彼女は引退して王妃になってしまうのですが、その後の人生は・・・ご存じのようにこの選択ってどうなんだろう。王妃にならなければと思うのですが・・・まあわかりませんね。どうなるかは。

★★★★★(画面はモノクロでちょっと古いです)

片目のジャック

(1960年)

出演: ケティ・フラド, ピナ・ペリサー, マーロン・ブランド, アン・バクスター, カール・マルデン

監督: マーロン・ブランド

銀行強盗をしたリオとダッド、逃げる途中馬を一頭なくした二人。コインで賭けをし負けたリオは岩場に残ることに、ダッドは近くの牧場まで走って馬を調達しようとするが、盗んだ金袋を牧場主に見られてしまい、ダッドは不安を感じてリオを置き去りにしてそのまま遠くへ逃げ去ってしまう。リオは追っ手に捕らえられ刑務所行きに。

5年後刑務所を仲間のモデトスと脱獄したリオは、モデトスとともにダッドを探し回る。

そして又別の銀行強盗仲間と知り合いになる。彼らからダッドがモントレーと言う町の保安官になっている事を知ったリオは、ダッドに会いに行くが・・。 

中学生のころリアルタイムで見ました。かなり前です。すっかりストーリーは忘れていました。これ以後、西部劇は見ていないような気がするのですが・・。 

(以下ネタバレありなのでよろしく・・・) 

名優、マーロン・ブランドの初監督映画そして同時に主演。今見るととても西部劇らしいストーリー。ブランドのストイックさがそれまでの西部劇のヒーローとは違う感じ、まあ銀行強盗なんでアンチヒーローであることは間違いがないのですが、それにしてもなんと渋い感じ。無表情と言うか。

ダッドの義理の娘と恋仲になるのですが、この娘も表情が変わらないですね、まあこういう作りなんだと思いますが・・・。

義理の父が殺されても、その犯人についていくという・・・いきさつはあるんですがそれにしても・。

そんな娘をリオは連れていかずに走り去るというのはまあこれがいいだろう・・・西部劇ぽくて。

今見ると、アンチヒーロー西部劇ということなんだなー。それまで見た西部劇とは毛色がかなり違う・・・。当時はどんな思いだったのかは忘れてしまいましたがおそらく今と同じような感じだと思いますが・・・。

そして西部劇は70年代に入ると急激に衰退していくのです。

★★★★

↓西部劇最新作。ここのジャンルに入れていいのか、まあいいか。

ダンス・ウィズ・ウルブス

(1990年)

出演: ケビン・コスナー, メアリー・マクドネル, グレアム・グリーン
監督: ケビン・コスナー
1990年公開。現代になって本格的な西部劇が作られているとは思わなかったんだけど。これは西部劇は見たことはあるけど、こういうストイックな内容というのはたぶん好みじゃない友人と見に行きました。
なんというかインディアンへの憧れなのか。西部劇映画という枠を超えた出自を問う深い映画。
許されざる者
(1992年公開)
監督 クリント・イーストウッド
脚本 デイヴィッド・ウェッブ・ピープルズ
製作 クリント・イーストウッド
製作総指揮 デヴィッド・ヴァルデス
出演者 クリント・イーストウッド
ジーン・ハックマン
モーガン・フリーマン
リチャード・ハリス
BSスターチャンネルにて観賞。吹き替え版(クリントイーストウッド=山田康雄)
まったくの西部劇。リアルタイムで見なきゃいけなかったのかな。
クリントさんの渋さが本物の西部劇でよみがえる(マカロニウエスタンじゃなく)。
一種のピカレスクロマンのような気もする。本来は・・と思うのだが、
いつもの懐かしい西部劇独特のラストのすっきり感。しかも内容はよく見れば深い。

西部劇ファンとして快作★★★★★

ワイアット・アープ

(1994年)

出演: ケビン・コスナー, デニス・クエイド, ジーン・ハックマン

監督: ローレンス・カスダン

これは西部劇は見たことはあるけどワイアットアープについてのことはあまり知らない友人と見に行きました。
英雄扱いはしないワイアットアープのリアルな物語だったような。お友達は面白くなかったみたいなんですが、さんざん西部劇を子供のころ見た私にとってはアープさんの別の面が見られたので興味深かったです。

 

 

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